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  • 執筆者の写真山田

ハンドリングの中身について


本日のお題は、「ハンドリングの中身について」です。


ハンドリングあるいは徒手的な介入は、PT、OTには欠かせない手段の一環ですよね。もちろん、車椅子からの立ち上がりを誘導、介助する際などこちらが意図していなくても直接触れる機会は多いもの。


そのハンドリング。実は、中身は非常に濃いものがあります。

①何を目的に、何処に、どのような力加減で、どのような手の置き方で触れるのか

②その結果、何を期待するのか

③対象者は、その「触れられた感触」にどのような反応を返したか


ざっくり考えても以上のような内容が含まれているのが「ハンドリング」です。


さて、おそらく多くの方が研修会や講習会、勉強会でこの「ハンドリング」を練習されていると思います。

しかし、その練習の際は、当然ですが「健常人」どうしでの練習になりますよね?!

すると、せっかく練習して臨床に活かそうと張り切って職場に出向いたものの、「あれ?思ったように結果が出ないなあ。昨日は上手く出来たのになあ。」なんて経験をされている方も多いのではないでしょうか?


何がいけなかったのでしょう???


私は思うのです。


何かがいけなかったのでは無く、セラピストと患者さんの共通理解が足りなかったのではないか、と。


多くの場合、患者さん方は「不安感」を抱えています。それは、「このセラピスト若くて頼りにならない」ということではなく、「早く職場に戻らないと」とか「まだ子供が小さいのに」などといった、ご自身の生活背景に根ざしていることが多いように思います。


不安な気持ちを抱えたまま「だからリハビリ頑張らなくちゃ」と思っている方と、「この技術があればきっと良くしてあげられる」と思っているセラピストでは、きっと、同じ空間を共有していながら、同じ体勢ではないと思うのです。


知識と技術はおそらく間違ってはいない。しかし、「この技術ではこう反応するはずだ」という思いは、患者さんの思いとは、ずれているのではないかなあ。


だから、「実際に片麻痺の患者さんでご自身のハンドリングの中身を確認できる機会が必要」なのだと思うのです。


その機会は、2月17日の「治療実習」にあります。


実際に、片麻痺患者さんに触れて、反応を確認して、触れ方を誘導方向を力加減をスーパーバイズしてもらって。

「あれ?こんな力加減でいいんだ。この方向に誘導するとこんな反応が返ってくるんだ。そうか、今まで自分の硬さが邪魔していたんだ。」なんてことに気づけるはず。


今まで学んできた知識と技術を統合するために、このチャンスを生かさない手はないのではないかな??

今なんじゃないか~(^_^;)


あと、3名参加可能です。

2月17日の「治療実習」。お申し込みお待ちしております! (^_-)-☆


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